今日はまたまたサロンでこんな面白い話題がでました~
お風呂上がりの髪の毛を拭くタオル、どんなものをチョイスしているか?お話しきれなかった部分もありますので少しだけ詳しくお話していこうと思います。
何気なく使っているタオル、、、それぞれに特徴があり吸水率には差があります。
例えば、美容室やホテルで使っているタオルは吸水率が高く、ビショビショになるまで使うということはない上、一度使ったら洗濯乾燥というのが大前提になるため、繰り返し使え、耐久性のある素材が好ましいです。
温泉旅館のタオルは薄手ですね。とても早く乾き、何度も温泉のお供になってくれます。体を洗うボディタオル、頭の上に軽く乗せることもでき、湯上りには体の水分を拭き取れとても便利です。
日常のお風呂上がり、髪の毛の水分を取るにはどんなタオルや拭き方が最適でしょうか?
というか、、、
そもそも髪の毛は乾かしたほうがいいの?自然乾燥でもいいの?明確にわからないまま面倒なブローをするのは苦痛ですよね。なぜ髪の毛は必ず乾かしてくださいと口を揃えて言うのか、、、髪が濡れている状態は頭皮の常在菌の繁殖が高まり臭いの原因になります。
常在菌は頭皮の皮脂の中に存在し、普段のシャンプートリートメントなどの選び方などもこの常在菌の繁殖に大きく関係してきます。髪を濡らしたまま寝ると、布団と髪の毛が接触している部分はより湿度が高まるため菌の繁殖率が急速に上がります。
そして毛髪の主成分であるケラチンというタンパク質は毛表皮、毛皮質、毛髄質という3構造で、毛表皮(キューティクル)はその一番表面であり毛髪内を刺激から守り蓄えられた栄養を保持する働きをしています。また、濡れている状態はキューティクル(毛表皮)が開いたままとなり、剥がれやすくブラッシングなどで簡単に傷つきます。このキューティクルの量が多ければ多い方ほど髪の毛が硬いと言えます。
さらに、タンパク質には水素結合というものがあり、乾いたときに結合されるのでとんでもない寝ぐせがつき朝のスタイリングにはかなりマイナスです。
続いて
毛髪は熱に弱いイメージがあるから自然乾燥、、、なんて方もいらっしゃるかと。
確かに毛髪は熱に弱いのは事実なので、乾かす際はドライヤーを近づけ過ぎず常に風向を動かし続ける意識を持ち満遍なく風を当てましょう。それさえ守ればドライヤーの熱による心配はかなり軽減されます。サロンでブローされているとき、美容師の手の動き、ドライヤーの風向の動きをよく見てみてください。
話しが走り続けてしまいましたが、、、間違いなく髪の毛は乾かしたほうがいいということです。
キューティクル(髪表面の毛表皮)を傷つけないという観点から言うと、タオルドライの仕方もとても重要です。濡れてキューティクルが開いた状態でタオルドライ時、ゴシゴシこすってしまえば毛髪表面のキューティクルはどんどん剥がれ落ちダメージします。
拭き方のコツは、タオルを持った手をお椀型にし、頭を包み込んだらシェイクするように髪の根元の水分を重点的に拭きとります。
根元の水分をとったら、毛先はタオルで挟み込み押し当てがうようにポンポン優しく叩きタオルに水分を移動させるイメージで拭き取ります。しっかりしたタオルドライは、ドライヤーよりも何倍も水気がとれ、後のドライヤーの時間を分単位で大幅に短縮させるほどの効果があります。
実際の現場でも僕はドライヤーの前のタオルドライをとても大事にし、アシスタントにも口すっぱく伝えています。
自宅でのタオル選びは、ポンポンたたくだけで吸い取ってくれるような吸水率の高いものであればあるだけ、楽に、髪の毛にダメージを与えずに乾かす事ができます。
ボディやお肌のケアを考えるとパイル地、お肌が敏感な方は赤ちゃんなどにも最適な刺激の少ない無撚糸素材のタオルなどがいいと思うので、頭と体を使い分けてもいいかもしれませんね!
頭皮、特に髪の毛は、「ホットマンの1秒タオル」なんかは吸水性が半端じゃないのでオススメかもです。
ポンポン叩くと吸水性に驚かされると思います。
そうすれば、今までより格段に楽なブローができると思いますし、何より健康的な髪の毛が保てます。
ぜひ参考にされてみてください!