こんにちは、デザイナー関田です。
今日は長さを変えずに長めボブをいい感じに生まれ変わらせる素敵カットのご紹介です。
ビフォアはこちら↓↓↓
今回のお悩みは日によってハネたり、内に入ったり、はたまた片方づつ違う動きをしてしまう毛先を何とかしたい!
です。
このお悩みはかなり多くの方が感じた事のあるお悩みなのではないでしょうか。
解決方法はもちろんカットでのアプローチなのですが、、、
このお悩みで大切なことは
ハネさせるのか?内巻きに入れるのか?
これを明確にしアプローチしていくことです。
本日のポイント
- 内巻きとハネではカットが真逆
- スタイリングが面倒な方ほど、どちらにするのか決め打ちしたほうが絶対に良い
ハネさせるカットと内巻きに収めるカットは根本的にカット技法が違います。
内巻きにセットをする場合のカットは頭の上の方(表面)にいくにしたがって数ミリ長めに切り、上の毛がかぶさるように切っていきます。
極端に言うとこんな感じ
髪の毛は短い方から長い方へまとまるので、この習性を生かし、表面のかぶさった重みで内巻きにまとめます。
髪の毛の修正については以前ブログにまとめていますのでこちらもご覧ください
毛先の傷みをカットだけでキレイにまとめ、手触りを上げるテクニック
対照的に、ハネさせる場合は逆のカットをします。
毛先表面を薄く削り、一番下の毛を長く残す事で髪の毛の修正を使い自然にハネさせます。
表面の短い毛からベースの長い毛に向かってまとまるので自然にハネます。
言葉ではなかなかイメージがつきずらいと思うので早速実際の施術に入っていきます
長さは変えないので、ベースは整える程度です。
早速今日のポイントに入っていきますが、先ほどお話した毛先の切り方は写真で説明するとこうなります。
内巻きの時とは対照的に表面を削り逆のカットラインにしていきます。
濡れた状態のカットではなく、乾いた状態でのカットが大事になり、毛先のハネは乾いた状態で丁寧に作りこみます。
適当に乾かし、普段自宅での状態に近い質感でアプローチすることがポイントです。
ハサミを滑らせながら毛先の長短を正確に入れていきます。
次の写真の矢印の部分(段)とベースの長さのみ濡れた状態で整え、丸枠の部分は乾いた状態でアプローチしました。
ビフォアの状態とでは、長さに差はありませんが、毛先に大きな違いが出たのが分かると思います。
このようにアプローチすることで、自然に乾かすだけでハネやすくなり普段のスタイリングが大幅に楽になります。
コテでのスタイリングや朝のセットに何の苦も無くいくらでもアレンジの効かせられる方は、カットで内巻きに切っておいて、日によってハネさせる場合はコテを使用すればOKで2WAYヘアーを楽しめると思います。
セットが苦手な方ほど、内巻きにするのか、ハネにするのか、しっかり明確にしておくことが肝要です。
どっちつかずにしてしまうと日によって毛先があちこち暴れてしまいます。
しかし、スタイリングが得意な方も、普段どっちのセットが多いかでどちらかに寄せておくと、セットが楽になるのでオススメです。
アフター写真はこちら↓↓↓
今日はスタイルによってカットのアプローチは全然違う
そして普段どのようにセットをしているのか、まったく手間をかけたくないのか、ある程度は覚悟しているのか、、、
お客様の背景をちゃんと理解し施術することの大切さをお伝えしました。
このブログがまた誰かのお役に立ちますように、、、
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