こんにちは、デザイナー関田です。
さてさて今日もお悩み解決ブログ書いていきたいと思います。
この記事でわかること
- ハネスタイルとストレートスタイルのカットの違い
- ハネる毛を自然なストレートに戻す方法
ビフォア
今回は長さは変えずに、ハネスタイルに切ってあるヘアスタイルをナチュラルなさらっとヘア(気持ち自然な内巻き)に戻しつつ、セットするときはハネスタイリングもできるヘアにしたい、、、
これが今回のお悩みです。
どういう事か!?
もう少し詳しく解説していきます。
前回はハネスタイルに切りました、そのため毛先が表面にいくにしたがって少し短くなっています。
写真の感じに、内側が長く表面にいくにしたがい少しづつ短くなっています。こうすることで毛先が反発しあいスイングするようにハネやすくなります。
しかし、このカットだと内巻きや自然なストレートスタイルには持っていきづらくどうしても毛先が自然とハネてしまいます。
ハネスタイリングだけやっていくぶんには何も問題なく、そのためにこのようなカットにしていたのですが、、、
やはり数ヶ月するとたまにはストレートがいいな、内巻きがいいな、と心変わりもあるものです。
でも長さはあまり変えたくないし、たまにはハネのセットもしたい。
そんなお悩みに立ち向かっていこうと思います。
施術開始
まずは表面が短い状態なのでこの表面に入った段を消していきます。
今の状態は白マーカーのように表面に向かって短くなっています。
これを黄色マーカーのように表面にいくにしたがって少し長くしていきます。
ただ今回はハネスタイリングもしていきたいので、あまり表面を長くしすぎると良くも悪くも内巻きにまとまりすぎてしまうので絶妙な所で止めます。(3ミリ程度)
写真のように表面を膨らませながら覆い被さるように切っていきます。
このようにカットすることで自然に手で乾かすだけで毛先は自然なストレートに変わります。
通常であれば5ミリから1センチ程度、表面に長さの差をつけていいのですが、内にまとめたり程よくハネさせたり2WAYでいきたいので、あえて3ミリ程度の覆い被せで抑えます。
この設定を上手にいじるだけでカットは衝撃的にまとまります。
後は普段仕事中縛るのか、それともほぼ髪の毛はおろしているのか、マスクをつけたときのバランスはどうなのかといった所で顔周りを"パーソナルな骨格似合わせカット"とでも言えば良いのでしょうか、、、
そんな風に施していきます。
どうでしょう
このように自然に乾かすとこんな感じになります。後ろや肩にあたる部分などは体に当たって少しハネてしまうところもありますが、基本的にはナチュラルなストレートにまとまります。
長さは先程の写真の一番表面の長さに合わせて内側を短く切りました。
写真赤丸の部分です。白いマーカーはわかりやすく書いているので極端に短いですが、実際は1センチ強の誤差です。
それを内側に施術を施し、ほぼ長さを変えずにスタイルを変えていきました。
今回は顔まわりに動きは必要ないとのことなのであえて顔まわりは短くしません。
顔まわりが全体と同じ長さか、同じくらい長さが残っていると、オールバック風にスタイリングしそれこそ毛先を軽く全体ハネさせてオイルでまとめてしまえば今っぽいヘアスタイルは簡単に仕上がります。
すぐに出掛けられ、とてもメンテナンスが楽です。
アフター
大きな長さの変化もなく、自然なハネスタイリングに仕上げました。全体の毛先を32ミリでハネさせ、オイルでかきあげただけです。
もちろん、コテを通さず自然に落とせばこうなります。↓↓↓
ここ最近カットについて詳しく書くことが多くなっているのですが、なぜこうも同じような事を言うのか、
これが基本中の基本だからです。
こちらにカットのこだわりが詳しく書いてあるのでぜひご覧ください。
僕がカットでこだわる部分は
- 内巻き=表面に向かって長さを持たせる
- ハネ=表面に向かって長さを短く
- 髪の毛は短い方から長い方へ流れる
- 多毛、細毛によって毛量の調整方法を切り替える
これを毛質により毎回変化させ微調整をかけて完璧にパーソナルなカットに仕上げます。
後は形のセンスです
組み合わせのセンス
とでも言えばいいのでしょうか。
切り方は僕の1~4が全てです。
後はそれをどう組み合わせて似合わせるのか。普段のニーズにどれだけはめていけるのか。
もはやセンスです。
流行りの韓国ヘアなども法則があります。
顔周りの毛を流してボリュームを出したければ前髪からの繋がりで段を入れます。(髪の毛は短い方から長い方へ流れる)
例えばこちらとか↓↓↓
同日、数時間手前に施術させて頂いたお客様ですが
上二つの白丸は先程の定義3番を使いふんわりボリュームがでるように。
下の白丸は定義2番を使いハネやすくしています。
Instagramなどでよく出てくるようなコッテコテの仕上がりでは日常に合わず、気張りすぎです。
このくらいの仕上がりにすることで、ジム通いのスポーティーな服装やシンプルな服にも合いやすく程よい脱力感が粋です。
"気合い入れました"という仕上がりより、余裕を感じる上品でハイセンスなヘア造りを心がけているので、これが僕のセンスです。
後は定義に沿って組み合わせ、骨格に合わせて似合わせる。
それが僕のカットの極意です。
今回もより多くのかたにこのブログが届きますように。
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