お悩み相談 日常ブログ 関田のこだわり

ロングヘア、ミディアムヘアの方必見! 毛先の傷みをカットだけでキレイにまとめ、手触りを上げるテクニック

こんにちは、ヘアデザイナー関田です。

今日は最近サロンワークをしていて”新規のお客様”で特に対応が多かったカット事例についてご紹介していこうと思います。

 

このブログで分かること

  1. 髪の毛はどんな性質を持っているのか
  2. トリートメントを使わずカット技法だけで毛先をまとめる方法

 

 

お客様との会話の中で、「髪の毛が傷んでいると思いますか?」という質問に対し、傷んでいると答える方の率がここ一か月で90%を超えていました。

では、どこの「傷みが気になりますか?」

この質問に対し、「毛先です」

この回答が100%です。

では、いつ傷みが気になるのか、、、

お話していくと、ふと毛先まで指を通したとき。つまり触った時に絡んでいたり、毛先がじゃりっとした質感になっていることが気になるようです。

見た目もそうですが、特に触った時の感触ってやっぱり一番気になりますよね。

 

そこで今日は毛先のカットで、手触りを格段に上げ、まとまりあるヘアスタイルにする必殺テクニックをご紹介します。

髪の毛のダメージが気になった時にまず思い浮かべるのはほとんどの方がトリートメントだと思います。

もちろん効果的です。毛のダメージ具合に合わせて薬剤を調合し状態を上げていくこともまた一つの方法ではあるのですが、、、

さらに別の方法、しかもカットで大幅に変わることがあるとしたら絶対に知りたいですよね?

トリートメントはたまにしかやらないという方もカットの際に毎回手触りが上がったら嬉しいですよね?

そんな夢のようなご要望にお応えしていこうと思います。

実際の施術のお話に入っていきます。

ここで、髪の毛に関する大前提を一つ

・髪の毛は短い方から長い方へ流れる

これは、長い全体の髪の毛に限らず前髪などもそうです。

前髪などは分かりやすく、例えば左側に流す場合、右から左に向かって少し斜めに流れるように切ります。カールを付けた際、かきあげた際にキレイに流れます。

まずこれが髪の毛の性質上の大前提です。

この”大前提”を全体のまとまり、手触りアップに応用します。

こちらビフォア写真となります。自然に乾かしただけの状態ですが毛先が色々な方向にいきまとまりがありません。

毛が太かったり、縮毛などをかけられている方は特に毛先の手触りが硬く気になりやすいのではないでしょうか?

この毛先を乾かすだけで先細りにまとめていきます。

全体のアウトラインは通常通り、希望の長さに切ります。

濡れた状態のカットや、乾かし方はいつも通りです。

 

勝負は乾いてから

 

ドライの状態で一気にアプローチしていきます。

先ほどの”大前提”を思い出してください。

髪の毛は短い方から長い方へ流れる

全体のアウトラインをキレイに切る、顔に合わせ段を入れるなどは当然のアプローチでありいつも通りにパーソナルカットで整えます。

キレイにまとめ、手触りを上げるには毛先の切り方がポイントになるわけですが

掴んでいる毛束を毛先1センチ程、角を削り中心に向かって切り真ん中を長くしていきます。

切るのはほんの数ミリ程度です。もちろん長さは変わりません。

これを掴んだ束の四つ角に入れていき毛先をひし形にしていきます。

ここで髪の毛の”大前提”を思い出してください。

そう

髪の毛は短い方から長い方へ流れ一番長い部分に向かって自然とまとまっていきます。

このひし形の束を全頭に無数に入れていきます。

入れる量は千差万別であり、毛質や頭の形、毛量によって異なります。

このひし形をたくさん入れ、ドライヤーを頭の上から当て、毛先に向かって指を通しながら乾かします。

きっと初めての方はびっくりされるのではないでしょうか。

 

 

衝撃的にまとまります!

 

 

無数に入れたひし形の束が、乾かしながら毛先に向かって指を通していくと一気に長い方へ流れていき自然とまとまるのです。

ホントかよ!?

と思うかもしれませんが、髪の毛が短い方から長い方へ流れるのは全美容師周知の事実です。

それを応用し、独自にアレンジしたオリジナルカットです。

そして、ひし形にすることで毛束のまとまりがなく、暴れていた毛先が滑らかになり、一気に手触りも上がります。

左右で切り比べ、触っていただければ差は歴然です。

しっかりとした理論に基づき、トリートメントなどの力を借りずカットだけで悩みを解決する。

これぞ美容師の仕事の極意ではないでしょうか。

ついでに今回はトリートメントもプラスしてみました。

面のツヤはやはりトリートメントが効果的ですね!

今回はカットで毛先をまとめる必殺技をご紹介しました。

このカットは特に縮毛で傷んでいる方や、アイロンの熱でたんぱく変性を起こしている方にオススメです!

熱変性、ダメージの根本的原因を究明したい方はこちらのブログもどうぞ!

髪の毛がダメージする根本的な原因と対処法

もちろん万人共通の最強テクニックなのですが、、、

ぜひこのブログを読んだ方、今一度最高のテクニックを体験されにいらしてください。

誰かの役に立ちますように。。。

\LINEでのご相談は無料です/

LINEで相談する

-お悩み相談, 日常ブログ, 関田のこだわり