さて、さて昨日の営業で「関田さん、なんで場所によって髪色が違く見えるの?あたしだけ??」
という質問いただいたので今日はそこのところ少し詳しく書いていこうと思います。
まず、生活の中でさらされる光にはいくつかあります。
蛍光色、電球色、自然光、その中でも細かい差、、、たくさん光の種類がありますが、それに伴い髪の毛の見え方はどう変わってくるでしょうか?
● 自然光(太陽光)、昼光色灯(蛍光灯)、白色灯(蛍光灯)の光源による色の差
この写真を見るだけでも絶対場所によって見え方違うな、、、って思いますよね
同じ色のヘアカラーをしても、光の違いで色味の見え方はまったく違ってきます。サロンでの仕上がりは青み(属にいうアッシュ系)に見えたのに外に出ると自然な感じに見えたり、、、と、見る場所で色味が違って見えたなんてことは誰もが経験したことがあると思います。
お客様のライフスタイルや行動パターン、出没エリアを考えた色味の提案も、ヘアカラーにとって重要な要素です。
【太陽光 自然光】
昼間の外の太陽光は均一な全波長を含むため、髪本来の色で見えます。
【蛍光灯】暖色
昼光色灯 白色灯より青味が暖和されているため、自然な色味に近い色で髪色が見えます。
【蛍光灯】昼白色灯 白色灯
青味が強いため、髪の色も青味にずれて見えます。
【白熱灯】リフレクターランプ
(レフランプ、アイランプなど) 蛍光灯より明るく、種類やワット数によって色の見え方は異なりますが、蛍光灯よりも太陽に近い状態で髪色が見えます。
【豆電球】
暗いので美容室で使用されていませんが、髪色としては赤味にシフトして見えます。
明るさ(色味では無く、髪の明るさ)の話だけで言うと昼光色に近付けば近付くほど暗く見えやすく、色味は寒色系(アッシュ系)に向かえば向かうほど暗く見えます。
自然光は柔らかさも出ますし、本来の色味に近い状態で見えやすいために、1番綺麗に見えるかもしれません。
電球色はそういった意味で言うと、光の影響をもろに受けやすい環境とも言えると思います。
赤みやオレンジ味を強く出してくるため明るく見えやすく、せっかくのアッシュやベージュ系のカラーをことごとく打ち砕いてきます。
なので、オフィスの光が電球色に近い方、その場で見てしまうと「え!?染めたばかりなのにもうこんなに赤みが、、、」なんていう心配はする必要ありませんからね。
ちゃんとアッシュは生きていますのでご安心ください。
そして、そして、
色味で言うと、アッシュ系ベージュ系が好み、基本は毎日オフィス白色灯の下で事務作業、、、なんて方は照明の力も相まって暗めに色味も強く出ますので、自然なアッシュで十分満足かと思います。
逆に、暖色系のカラーが好みでピンク系などに染めている方は少し色味を強めておかないと、職場では甘めに感じるかもしれませんね。。。
とまあ、こんな感じで光の見え方にも種類があり、同じ色味でも様々なシチュエーションによって異なる色味を発揮するわけですね。
光との相乗効果や、逆に照明で本来の良さが出ていないなんてこともしばしば
行動パターン、職場環境、好みの色、様々なことを考慮してのカラーリングもなかなか楽しいものです。
カラーリングを選ぶ時、カウンセリングで自分の職場環境の照明を伝えて、それをふまえて色味のチョイスをしてもらうのもいいかもしれませんね!
僕は普段、その場の仕上がりももちろん大事にしていますが、、、太陽に当たった時の透け感など、ここではない場所でのヘアスタイルの見え方もとても大事にしています。
職場、学校、髪色に制限のある方でも、少しの工夫で抜け道があるかも って事です!
つらつら書きましたが、やっぱり美容師側の提案や細かい説明、なぜそうしたのか、one of oneのカウンセリングがいかに重要か、、、というのがよく分かります。僕がサロンワークをするうえで最も大事にしていることでもあります。
サロンでの満足度と帰宅後の満足度に相違のある方、ぜひご相談くださいっ!