日常ブログ 関田のこだわり

”書道家武田双雲先生と葉山のスタジオにて”

こんにちは、フリーランス美容師関田です。

クリエイティブな活動は日々のサロンワークにも素晴らしいインスパイアをもらえるなぁ。と思った作品造りのご紹介。

神奈川県は葉山の古民家ホテルで作品造り&動画、スチール撮影に行ってきました。

撮影用のスタジオでない場合はヘアメイクブースが必ずあるとは限らないので、こんな感じで自作します。

できる限り気持ちの良いロケーションを探し、お互いに心地の良い空間になるように作りこみます。

まず現場に着いたら一目散にヘアメイクポイントを探します。

最高のロケーションや、撮れ高を意識すると、どうしても撮影場所、スタジオ選びはより自然に向いたり非日常空間に寄って行きます。そのため、ヘアーさんやスタイリストさんにとっては過酷な現場となるのは日常茶飯事です。美しく整備された、撮影用ブースでは撮れるものに限界があるため極め切るとものすごい空間での撮影になることも多々あります。

昔、朝日が昇る瞬間の木漏れ日に照らされたモデルさんを撮影するために、群馬の山奥に真冬、野宿(キャンプファイヤー)をし朝方山中でヘアメイクしたこともありました。

比べると今回は素晴らしい空間ですね。

撮影時僕は良質な音質のsony製のスピーカーを持参しどこでも音楽が聴けるよう準備します。

サロンでも一緒ですよね、心地のいい空間なら心地のいい音楽で包まれたいものです。その時に合った最高の状態でお客様をお迎えする。この想いはどこにいても変わりません。

おもてなしの感度を最大限に引き上げておけば、どこにいても最高に心地のいい空間は作れます。

サロンワークの時などは、待合から席までの導線管理、席に着いてからの調光や匂い、待っている間の過ごし方など、配慮し気持ちのいい空間造りは無限にあるのだなと、、、日々感じます。

サロンでの時間は特に会話なども大きく関わってくると思います。

これはどんな時でも変わらず思う事ですよね。やはり自分の知りたい話や興味関心のあること。一方的に話すのではなく、お客様第一で、会話の質や会話の量、声のボリュームなど全てにこだわりを持つことこそ美容師の真骨頂ではないのでしょうか。

さて、そんなこんなで自分の土俵が出来上がったら一気にヘア、メイクを仕上げていきます!

今回のメイク中に双雲さんがTwitterにアップした写真がニュースのトピックに上がってましたw

僕が自作したヘアブースでこんな感じにヘアメイクが進んでいきます。

早速ヘアメイクが終わり一発目の写真はこんな感じで進みます。

写真は一瞬のチャンスをものにしなければなりません!

この写真!

どこが一番重要かみなさんお分かりでしょうか?

ここです!

この日の光の入り具合が、写真のクオリティと作品のバランスを思いっきり引き上げてきます。曇ってこの光が消えた場合、何となく想像がつくかたもいらっしゃるかもしれませんが全く違う写真になります。

雲の動きなども写真の仕上がりに大きく関わってくるので一瞬も気を抜けないんです。

僕はそんな経験から、日常のサロンでのへスタイルの仕上げのとき、部屋の明るさや天気による光の具合がとても気になるようになりました。

左右どちらから光が差し込んでいるか、室内の光とのバランスでどちらの耳にかけたら可愛いかな?

どのくらいのボリューム感が今日のヘアカラーをキレイに魅せることができるかな?と考えるようになったのです。

撮影の現場はとっても学びが多く、アーティストとしての感性が飛躍的に上がります。

そんな学びも含めて、日々サロンワークに生かしヘアスタイルの再現性や実用的なフィニッシュワークを中心にお教えしています。

だからこそ、僕はスタイリングレクチャーという変わったメニューを設けています。

通常のカットやカラーリングの時間ではお伝えしきれない、そして今更聞けない不安やお悩みを解決していけるようにという思いでこのメニューを作りました。

日々のスタイリングはもちろん、最近では結婚式のへスタイル相談や、簡単なお呼ばれヘアまで。

「この日、○○の予定があるんだけど、、、髪型どうしようかな?」

なんて時のヘアリハーサルなどのご相談にもご活用いただいています。

 

 

 

撮影現場のご紹介に合わせて、日々のサロンワークにどのように生かしているのか、なぜ人とは違うサービスを提供することができるのか。

圧倒的な自信を皆様にお伝えできたらという思いで今回のブログを書きました。

僕のこだわりが少しでも伝わると幸いです。

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