こんにちは。
ヘアデザイナー関田です。
さてさて今日もお悩み解決していきます!
諸事情により伸びきった髪をバッサリボブにカットしていこうと思います。
今回のお悩みはコチラ!
- 退色してパサついて見える髪色をツヤっぽく落ち着かせたい
- くせ毛を生かしてまとまるボブにしたい
- 朝5分でセットを終わらせたい
ビフォア
解決策は!
1. パサついた髪をツヤっぽくするには、「トーンダウンさせる」「紫系のカラーを入れる」
2. くせ毛を生かすには、「毛量を取りすぎない」強いクセであればあるほど「くしを使わずフリーハンドで切る」
3. 「強いクセ専用のスタイリング方法にする」
今回はこの方法でお悩み解決していこうと思います!
施術開始
今回は長期的に色落ちを防ぐため、かなり暗め希望だったので6トーン、地毛に近いくらいまで暗くしました。
ここでポイント
同じ6トーンでも青味6トーン、紫味6トーン、赤味6トーンなど様々な種類があり用途によって使い分けるのですが今回の場合はパサついた髪の毛をキレイに見せたいので紫系を使いトーンダウンしました。
そして伸びた地毛の部分には塗らずに必用な部分だけカラーしていきます。
恐らく仕上がりの写真では暗すぎて紫味を感じにくいと思いますが、退色の仕方もツヤっぽく抜けていくのでここでの色味のチョイスはとても大事です。
続いてカットです
カットは、濡れた状態も乾いた状態もくしでとかさずに自然なウェーブのまま切っていきます。
通常のようにとかしながら切ってしまうと自然に乾いたときとカットのラインが変わってしまうので自然にウェーブが落ちている位置で切っていきます。
仕上げのスタイリングの前にアフター写真をご覧ください。
アフター
深く色味が入っているため、紫味を感じるのは難しいのですが毛にツヤが出ているのはおわかり頂けるかと思います。
バックスタイル写真、サイド写真共に毛先がキレイにまとまりナチュラルです。
濡れた状態、乾いた状態、どちらもその人のクセに合わせた自然な位置で切ることによりそのままクセを生かしたスタイリングがとてもしやすくなります。
ここからスタイリングの話にいきたいと思います。
くせ毛の場合のスタイリングは
- クセをストレートアイロンで伸ばす
- クセを生かしてウェーブを出す
大抵の場合がこのどちらかになるかと思うのですが、濡れた状態である程度キレイにウェーブが出る場合、クセを生かしてあげる方法も有効的です。
今回の場合、濡れた状態でしっかりウェーブが出る(ビフォアも自然に乾いた状態)ので髪が濡れた状態でドライヤーは一切使わずにスタイリング剤を全体にしっかりつけます。
こちらのDevaCurlという商品を使いました。
アメリカの商品なのですが、濡れた髪の毛全体に馴染ませてそのまま放置。自然乾燥でくせ毛をキレイに出せてしまう優れものです。
使い方
お出掛け前にシャワーを浴びる方は、お風呂上がりにしっかり塗り自然乾燥。
シャワーに入らない方はスプレーで髪の毛全体を濡らしてからクリームを塗りそのまま自然乾燥で先程のアフター写真のようなキレイな仕上がりを出せます。
このスタイリング方法であれば朝の時間は大幅短縮、テクニックも必要無いのでご希望に沿った仕上がりになったのではないでしょうか。
まとめ
ヘアスタイルを作る上で一番大切なことは、最終型のイメージを強く持ち、それを美容師とお客様がしっかり共有できていること。
お悩みの根本的解決に必要なアプローチをする。また、今回のヘアスタイルを体感して頂く中で次回来店までにチェックしておいて欲しい項目をいくつかお伝えし、問題があれば次回そこを細かく改善点していく。
この二点ができていれば、どんなお悩みヘアも必ず解決に向かうはずです。
初めのカウンセリングでしっかり意思の疎通を取り、納得した上で施術をする。
こういった積み重ねが素敵なヘアスタイルを作るキーポイントだと思います。
今回も、このブログが誰かのお役に立てばと思います。
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