最近サステナブルなる言葉をよく目に、耳にしますね。
持続可能
日本語に変えると簡単な漢字に変換できてしまいますが。
これ、実は本当に難しい話で。というか、全てに通ずる基本的な考え方のように思います。
持続可能は別の言葉に言い換えると継続可能とも言えるような気もするのですが、皆さんはそもそも何かを始めるとき、、、例えばダイエット、筋トレ、スキンケア、エステetc...ルーティン化しないと効果の出ないようなものを始めるときに、5年、10年後もそれを継続して続けられるか?そんなことをいちいち自問自答していますか?
しかもこのような類いのものって継続力が命で、、、ん?
というより何においても継続力って大事ですよね。
仕事の中でのスキルアップ努力、信頼関係の構築、このブログだってそうです。
良い状態を持続させるために継続して行えるか?
そういった意味では美容師のヘアスタイルの提案もサステナブルに乗っ取って提案するべきではないでしょうか。
例えば年間の美容代(これは本当に人それぞれ)が借りに10万円の方に一回3万円の提案をして果たしてそれはいつまで続けられるのか?
時に持続不可能なものにはすぐに結果の出る爆発的な力が隠れているようにも思います。
ブリーチを使ったダブルカラーなどが良い例ですね。
※ブリーチを否定しているわけではありません
ブリーチをすれば上から被せるカラーはビビットに色が入るので瞬間的な仕上がりはとてもキレイです。
しかし根本が伸びてきたときのリタッチ、退色のスピード、それに伴う来店頻度の増加、スタイルを持続させるための全てを伝えた上で提案しなければトータルプロデュースとは言えません。
もちろんデメリットを理解した上でそれでもお試しするぶんには全く問題ありません!
実際ブリーチカラーの仕上がりは僕も好きです!
話を戻します。
年間の美容代が10万円の方にダブルカラーで一回3万円頂いてしまっては、年間3回の来店が上限、となるとどこかの資金管理にシワ寄せがいく、または根元伸び放題のキンキラ金髪のまま過ごす期間が圧倒的に長くなる。
など、その人にとって本当に最適なアプローチかは不明です。
まっもちろんセルフで色をキレイに保つ方法もなくはないので一概には言えませんが。果たして最初のカウンセリングの段階でそれらをしっかり伝え納得した形で施術に入れているのか?
カウンセリングの大切さを今一度見つめ直したいものです。
スタイルのメリットやデメリット、スタイルを持続するためのケア方法、それにかかる費用など、長期的に見てご提案することこそ美容師とお客様のサステナブルな関係性と言えるのではないかと思います。
環境問題もしかり、何かを犠牲にしてきたぶん得たものもありますが失ったものも大きい。
正解は一つではありませんが、考えることをやめず、今一度本当のWin-Winな関係性を築けたらなと、、、こんな事を思った一日でした!